国債は、今まで紹介してきたものとは、若干毛色が異なります。
今まで紹介してきたものは、「預金」=「銀行にお金を預ける」ものでした。
一方で、国債は「国が発行する債券」=「国の借金」を意味します。
繰り返しになりますが、預金・貯金は、金融機関に対してお金を預けるのに対して、国債は、国に対してお金を貸す、という違いがあります。
さて、国債の特徴は、一定の期間が経過すると現金が戻ってくるという点にあります。
この特徴だけに着目してみれば、性質は、定期預金とほとんど変わらない、ということがわかります。
一方で、国債は定期預金と比べて、利回りが良いため、私自身は定期預金にお金を預けるくらいなら、国債を購入することをおすすめします。
但し、定期預金と大きく異なる点として、国債は中途解約(中途売却)すると、元本割れする可能性があるという点が挙げられます。
定期預金の場合で中途解約に応じてくれる場合には、元本割れになることはないと思います。一方、国債の場合には、中途売却することが可能な一方でその売却価格は変動しますので、いくらで換金できるかはわかりません(だからといって、売却価格が大きく変動する可能性は小さいですが)
すぐに換金する可能性があるお金は、国債購入には充てないほうが無難です。
項目 | レーティング | 説明 |
---|---|---|
安定性 | ★★★★☆ | 満期まで保有すれば元本割れの心配なし(中途売却の場合には元本割れの可能性あり) |
収益性 | ★★ | 元本割れの可能性がない割には、そこそこの利率が得られます。 |
流動性 | ★★★ | 満期までの期間が長いものもあります。ただし、中途売却可能な場合もあります。 |