MMFとは、MRFと名前が似ていることからもわかるとおり、商品特性もMRFと似ています。
MMFの投資対象は、中・長期公社債が中心となっています。そのため、MRFには劣るものの、比較的安全に運用されます。
ただし、中・長期公社債に運用するため、MMFを購入してから、1ヶ月以内の解約が制限されており、解約する場合には信託財産留保金と呼ばれる金銭が徴収されます。
MMF、中・長期公社債に投資をしている以上、短期間で売却されてしまうと余分なコストがかかってしまいます。一方で、MMFを解約する際には、投資家に対する支払資金を確保する必要があることから、MMFで保有している資産を売却して支払資金を賄うことになります。この資産売却に関するコストは、短期間で解約した投資家に負担してもらうべき、ということから、一定の金額を徴収することとしたのです。
通常は、MMFは長期間の公社債で運用することから、MMFのほうがMRFよりも利回りは良くなる傾向にあります。
項目 | レーティング | 説明 |
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安定性 | ★★★★☆ | 元本保証なし(但し、安定運用をされるため、実質的に元本が割れる可能性は少ない) |
収益性 | ★☆ | MRFよりも少し利回りはいいけれど、基本的には大差ありません。 |
流動性 | ★★★★ | 1ヶ月経過すれば自由に引き出せます |