信用リスクとは、投資対象の信用状態の変化により、価格が変化するリスクのことをいいます。
例えば、株式投資をする場合、会社が倒産してしまうと、最悪の場合には、投資した金額は全額戻ってこないことになります。
これは、会社が倒産する=信用状態が悪化することにより価格が低下する、ということを示しています。このように、一般的に、株式は信用リスクが高いと言われています。
一方、預金等は信用リスクは全くありません。
というのは、預金は上限はありますが、基本的には、国が保証してくれているからです。
そのため、銀行の信用状態には関係なく、預金は絶対に払い戻されることから、信用リスクはない、ということになるのです。
※一般的には、先進国の国が保証をしているものについては、信用リスクはないものと考えます。
また、国債(国に対する貸付金)も、同じ理由により、信用リスクはないと考えます。
これらの中間に位置するのが、社債です。
社債は、会社の信用状態に応じて値段が変動しますが、一方で、たとえ、会社が倒産したとしても、投資金額の全額が帰ってこない、ということは、ほとんどありません。
そのため、信用リスクは、株式よりは低く、国債よりは高いといえるでしょう。